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鈴木 康文; 荒井 康夫; 笹山 龍雄; 半田 宗男
Journal of Nuclear Science and Technology, 20(10), p.874 - 876, 1983/00
被引用回数:1 パーセンタイル:27.09(Nuclear Science & Technology)ウラン・プルトニウム混合酸化物から炭素熱還元によって一炭化物を調整し、その生成機構を調べた。中間生成物として、亜化学量論組成をもつ二酸化物、三二炭化物、および二炭化物の生成を認めた。還元の中間階段で生成する一炭化物および残留する二酸化物相の格子定数を測定した結果から原料の酸化物粉末の性質および試料の形状が還元挙動に影響を与えることがわかった。
鈴木 康文; 荒井 康夫; 笹山 龍雄; 渡辺 斉
Journal of Nuclear Science and Technology, 19(3), p.222 - 230, 1982/00
被引用回数:12 パーセンタイル:75.26(Nuclear Science & Technology)粉末状あるいは圧粉体のUO+Cより炭素熱還元によってUOが生成する速度をHeガス気流中に放出されるCOガスの量から求めた。還元は酸化物粉末の性状によって強く影響を受けた。小さな粒系のUO粉末では界面反応が律速であった。約100mの大きな粒系の粉末では粒子の炭化物層から表面への酸素の拡散によって還元が支配されることが見い出された。試料の形状もまた、UO+C混合体からUCへの還元挙動に影響を与える。細いUO粉末を80から100MPaで成形すると、圧粉体の界面での反応が律速になる。470MPaで成形された試料の場合、還元は圧粉体の界面からUC+C層を通過するCOガスの拡散によって支配される。活性化エネルギーは粉末および圧粉体試料に対して350から405kJ/molと評価された。
半田 宗男; 前多 厚; 矢幡 胤昭; 星野 昭
日本原子力学会誌, 21(9), p.738 - 743, 1979/00
被引用回数:0高速炉用新型燃料の化学分析ラインの性能試験の一つとして炭化ウラン中の酸素の定量を行った。分析前の試料の酸化を最小限に抑えるため、高純度アルゴン雰囲気グローブボックス内で、燃料ペレットを粉砕、秤量し、速やかに白金カプセルに油圧を利用して気密圧封する方法を採用した。酸素の定量は、不活性ガス融解-電量法で行った。本酸素定量法により、炭化物燃料中の0.1~0.6%の酸素の定量を変動係数1~2%の高精度で行えることが分かった。
核燃料・炉材料等分析委員会
JAERI 1242, 34 Pages, 1976/03
本報告は1971年11月から1973年9月にかけて、ウラン分析専門部会で行われた炭化ウランの分析についての審議活動をまとめたものである。3種の炭化ウラン試料中の全炭素、遊離炭素、酸素および窒素につき8分析所が共同実験を行い多くの知見経験を得た。分析された試料は有用であり、製作、均一性、安定性試験、共同分析結果を第I編にまとめた。共同実験に用いた方法および得られた知見率を第II編にまとめた。
倉沢 利昌; 菊池 武雄
Journal of Nuclear Materials, 60(3), p.330 - 338, 1976/03
二炭化ウラン(UC)の圧縮クリープ実験を温度1200~1400C応力2000psi(140kg/cm)~15000psi(1054.5kg/cm)の範囲で行った。得られた実験式は=A(/E)exp(-39.61.0/RT)+B(/E)exp(-120.61.7/RT),(:クリープ速度,:応力,E:ヤング率)であった。上式で前項は低応力で後項は高応力側での-曲線でありそれぞれ異った傾斜をもっている。これと同じ現象はUOでも発表されているがUC系では始めてである。後項はワートマンクリープ機構とよばれる転位の上昇運動が律速するクリープである事を示しまた実際に超高圧電顕観察による転位のネットワークが観察された。上式の前項(低応力側)では実験誤差を考えればはに比例するとみなすことができる。ヘーリングーナバロの式およびコーブルの式より拡散定数を求めてウランおよび炭素の拡散定数と比較した結果境界拡散の式であるコーブルモデルに合う事がわかった。クリープはウラン原子が空格子点を媒介として拡散する機構で低応力側(上式前項)では粒界の拡散,高応力側(上式後項)では粒内の拡散であると結論される。
星野 昭; 磯 修一; 伊藤 光雄
分析化学, 24(4), p.231 - 234, 1975/04
ヘリウム中で酸化鉛(IV)、酸化銅(II)または硫酸バリウムによって無定形炭素、一炭化ウランを酸化し、炭素を抽出する条件を検討した。酸化鉛の場合、500C以上で炭素を定量的に抽出できたが、酸化銅、硫酸バリウムの場合は1000Cに加熱する必要があった。また炭素を定量的に抽出するためには無定形炭素、一炭化ウランに対して酸化鉛を重量でそれぞれ40,7倍以上、酸化銅では26,45倍以上、硫酸バリウムでは10,3倍以上加える必要があった。抽出時間はいずれの場合も10分以内であった。これらの酸化剤によりヘリウム雰囲気中で炭素が2酸化炭素として定量的に抽出できることを利用した凝縮気化法を開発した。
星野 昭; 磯 修一; 伊藤 光雄
分析化学, 22(9), p.1215 - 1219, 1973/09
硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウムと炭素の混合物の示差熱分析と熱重量分析をヘリウム雰囲気中で行なった。これら硫酸塩と炭素は900~1000Cで減量をともなった吸熱ピークを示し、炭素は主として二酸化炭素として、一部は一酸化炭素として抽出される。この反応を用いて不活性雰囲気中で硫酸塩を酸化剤とする炭素定量法を検討した。硫酸塩としては硫酸塩および反応生成物が熱的に安定であることから硫酸バリウムを選んだ。この方法を無定形炭素、木炭、活性炭、黒鉛、炭化ウラン、炭化チタン、炭化クロムに適用したところ、黒鉛、炭化クロム以外はよい結果がえられた。
西尾 軍治; 渡辺 斉; 下川 純一
Nucl.Eng.Des., 22(2), p.326 - 333, 1972/02
この報文は、Naボンドされた炭化ウラン-ステンレス鋼間の両立性を炉内照射下の条件を考慮して推測し、その耐用年数を計算したものである。炭化物燃料の脱炭は、燃料内の温度勾配に沿って促進され、その結果、被覆材の浸炭の度合が決定されるものと考え、被覆材の耐用年数から炭化物燃料ピンの許容しうる最大燃焼度を求めた。一例として、炭化ウランの炭素塑性が4.9wt%であり、被覆材としてAISI304が使われた燃料ピンでは、線出力1,000W/cmの場合37,000MWD/T、また線出力500W/cmの場合55,000MWD/Tの燃焼度が保証されることが判明した。このような知見は、炭化物燃料の健全性の追及に一つの指針を与えるものである。
田川 博章
JAERI 4042, 29 Pages, 1968/01
炭化ウランの構造と生成について従来に研究の概括を行なうとともに問題点を論じた。内容は炭化物の構造、炭化物の生成に熱力学、炭化物の合成に三部から成っている。炭化物に構造の項では組成と相の関係、不純物の結晶構造にあたえる影響など、炭化ウランの生成に関する問題点に重点を置いた。生成の熱力学の項では炭化ウランの生成と安定性の条件を検討した。最後に炭化ウランの合成を生成機構の立場からとり上げられた。特に固相反応は粉体系で扱うことが多いので、自己拡散と対応させ、反応界面を平面として拠物線則に試みをした。
石原 健彦; 平野 見明
原子力工業, 10(10), p.17 - 22, 1964/00
核燃料再処理法を大別すれば湿式法と乾式法とになるが、現在大規模に実用化されているのは湿式の溶媒抽出法であって、乾式法では僅かにアメリカでEBR-IIの燃料の融解精錬法が実用化試験に入ろうとしているだけであり、他はいずれも基礎的研究の段階にある。しかし次第に高い燃焼率をあげるために燃料がU-Zr,U-Moなどの合金、U0,UC,またPu0,Th0を含むものなどのセラミックにうつりゆくにつれて、その溶解は次第に困難となってきて新しい方法が望まれるようになってきた。このような状態の下で乾式法再処理に注がれる関心は次第に増してきている。
向坊 隆*; 内藤 奎爾*
日本原子力学会誌, 5(7), p.601 - 608, 1963/00
抄録なし